2016年2月3日水曜日

(ひと)鳥居さん 初の歌集を出すセーラー服の歌人:朝日新聞デジタル

すごい生き様。
応援したくなります。

 母が自殺し、自らも自殺未遂をした。児童養護施設でいじめにあい、公園の水を飲んで空腹をしのぐホームレスを経験した。絶望の縁の体験を短歌に詠む。

 「1首1行。すっくと立つ短歌に一目ぼれした。短歌があるから私はひとりぼっちじゃない」

 シングルマザーの母はうつ病で寝たきりだった。小学5年生のとき学校から帰ると、大量の薬を飲み台所に倒れていた。

 家を転々とし、中学校は満足に通っていない。施設にあった新聞を辞書をひきひき読み、字を覚えた。「育つ環境で義務教育もままならない人がいるよ、と伝えたい」。成人した今も、学ぶことの象徴としてセーラー服を着る。

 現実を忘れたくて訪れた図書館で、穂村弘さんや吉川宏志(ひろし)さんの歌集に出会う。五七五七七に様々な思いや情景がうたわれ、映画のように見えた。漢字にルビをふってもらい、歌集を日々読む。

 年齢も本名も明かさず、不登校や夜の街で働く人と歌会を開く。誰とも先入観なく向き合いたいから。好きな短歌を披露しあううち自然に悩みも打ち明けられる。「短歌は心のセーフティーネットになれるんじゃないかな」

 大阪での暮らしは厳しく日に1食というが、声は明るい。第1歌集の題は「キリンの子」である。

 目を伏せて空へのびゆくキリンの子 月の光はかあさんのいろ

 (文・河合真美江 写真・高橋雄大)

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(ひと)鳥居さん 初の歌集を出すセーラー服の歌人:朝日新聞デジタル

http://www.asahi.com/articles/DA3S12191060.html
 母が自殺し、自らも自殺未遂をした。児童養護施設でいじめにあい、公園の水を飲んで空腹をしのぐホームレスを経験した。絶望の縁の体験を短歌に詠む。 「1首1行。すっくと立つ短歌に一目ぼれした。短歌があるか…


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